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サンドラッグの最高益がストップした模様です。

サンドラッグは8日、2019年3月期の連結純利益が前期比4%減の238億円になりそうだと発表した。7%増の266億円とした従来予想から28億円引き下げた。決算期を変更した後の1991年3月期以降、単独決算だった時期を含め28期続いた最高益の更新が止まる。出店ペースが計画を下回り、人手不足による人件費などの費用も膨らむ。

売上高は4%増の5883億円と、従来予想の6000億円から117億円引き下げた。ドラッグストアの出店の遅れに加え、使い捨てカイロなどの季節品の不振が響く。

同日発表した18年4~12月期の連結決算は、売上高が4%増の4448億円、純利益が3%減の183億円だった。ドラッグストアの既存店売上高は1%減った。夏場に相次いだ自然災害で訪日客消費も振るわなかった。九州を中心に展開するディスカウントストア事業の売上高は新規出店効果で8%増えた。

 

 ドラッグストアを取り巻く事業環境は変化している模様。

最王手であるウェルシアも人件費率は高騰しているが、サンドラッグの人件費高騰率とほぼ同率の上昇。クリエイトSDも同じく。

サンドラッグ7.8%→8.0%

ウェルシア13.2%→13.4%

クリエイトSD11.8%→12.0%

 

どこの決算書にも記載があるけど、人件費率の高騰が小売業界を圧迫してますね。

その中でも勝ち組と言われていたコスモス薬品の前期比割れが大きく話題になりました。

(14時30分、コード3349)九州を中心にドラッグストアを展開するコスモス薬品が反落している。午前に一時前日比350円(1.7%)安の2万370円を付けた。7日、2019年1月の既存店売上高が前年同月比0.2%減になったと発表した。17年12月から始めたディスカウント強化施策の効果が一巡したという。17年4月以来、1年9カ月ぶりに前年同月を下回り、売り上げの伸び悩みを嫌気した売りが優勢となった。午後には底堅さが意識され下げ幅を縮小する場面もあり、足元では2万500円を挟んで一進一退となっている。市場では同社株について「未出店の関東地域の開拓などで、月次の売上高が再び成長軌道に乗るまでは方向感を欠いた展開が続く」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部長)との見方があった。

 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

コスモス薬品も関東進出するでしょうが、関東は競争が激しく、コスモス薬品のような大型店は出店しづらいため、ビジネスモデルを変えて、ドミナント出店する戦略に切り替えてくるのでしょうか。